あなたは、今までにとてつもなく辛い経験をしたことがありますか?
私が今まで出会ったメンターは、例外なく人生で辛く苦しい時期を経験し、乗り越えてきた過去がありました。極貧生活、交通事故、大切な人との別れ、事業の失敗。
そしてその辛い経験を境に、物事の捉え方が大きく変わり、一見不幸と思えるような出来事でも、早い段階で気持ちを切り替えられています。
「この出来事がきっと何か良いことに変わってくれる」
もちろん、その方たちも人間です。鉄の心臓を持っている訳ではなく、思いっきり落ち込んだり、気が滅入ったりしているのですが、気持ちを立て直し、浮上するのが早いのです。
また、逆に何か飛び上がるほど嬉しいことがあったとしても、浮かれ過ぎないように自己を戒めて、「中心に戻る」。
「この出来事が何かトラブルを生むかもしれない」
人間万事塞翁が馬
幸せや災いは予想ができないことを前提に、常に気持ちのバランスを取り、安定させているんですね。
少しスピリチャルな話になりますが、辛い経験をする過程で、人は「徳を積み、魂を磨く」経験をし、「人の器」を大きくするのではないかな、と私は思います。
よく「金運は器の大きさで決まる」といいますよね。
突然大金が入っても、器の大きさ次第で、人生が狂ってしまうことも・・・。
私も過去には、「人生は地獄、なぜ私がここまで辛い思いを?」と思うほど、納得のいかない理不尽な思いを長年した経験があります。今振り返れば、そのことをきっかけに物事の捉え方が大きく変わり、そのおかげでより軽やかに、しなやかに日々過ごせるようになりました。
もっと自分の気持ちを大切に生きようと思えるようになりました。
私も、この出来事を、「いよいよ豊かになる準備が整ってきたのかな♫」と良い方向にとらえています。
もしも、あなたが今、とてつもなく辛い状況にいて、出口が見えないとしても、それはこれから想像もつかないほど豊かで幸せな人生を歩む準備をしているんだと捉えてはいかがでしょうか?
「夜明け前が一番暗い。」
「明けない夜はない。」