日頃、あなたは大切な人に感謝を伝えていますか?
友達や仕事仲間には、普段からありがとうの言葉や、
労いの言葉をかけているかもしれませんね。
でもそれが一旦、一番近い家族となるとどうでしょうか?
案外、伝えていない人が多いのでは?
数年前の事になりますが、
私が一時大きな悩みを抱えていた頃、ある一つの出会いがありました。
ありのままの気持ちを、筆をとおして表現する「心書(しんしょ)」というものです。
その「心書」は、単なる筆文字ではありません。
「ありのままの感情を、筆を通して表現する筆文字」です。
まず、誰に書くかを決めた後、その人の事をイメージします。
例えば、感謝を伝えたいなら、
その人にどんなことを感謝しているのか、その人との具体的なエピソードを思い起こしながら、今の自分の気持ちを存分に味わいます。
そして、その感謝の気持ちが高まったうえで、はじめてその気持ちを文字に表現するのです。
心書に出会った日のワークショップで、私は父に今までの感謝の気持ちを表現しました。
そして、父が八十歳を迎えた誕生日に、その書と精一杯の感謝の手紙を添えて渡しました。
父はその時に、照れながらも嬉しそうに受け取ってくれました。
それを機会に、両親に対する今までの感謝の気持ちを、より自然に持てるようになりましたし、伝えられるようになってきました。
同時に、自分の中にもなんとなく変化を感じていました。
親との関係は 自分との関係
「親子関係がうまく行っている人は、ビジネスもうまく行く」
「なにかビジネスで問題があるなら、親子関係を見直してみて」
以前、こんなことを聞きました。
その関連性はなんだろう?と疑問に思って、早速ググりました。
(何かあればいつでも「グーグル先生」)
自分を信じることの根源になるのが、親子関係。
自分を信じるためには、自分の根源を信じる必要がある。
自分の根源とは、すなわち自分の中に流れる血。
特に一番、濃い血が流れているのは、自分の父親と母親の血。
父や母に感謝できるか、本当に甘えることができるかどうかが、
「自分を本当に信じることができるかどうか」につながる。
自分の根源が固まれば、自己肯定感が高まり、
問題や壁にぶつかってもそれを乗り越え、前に進めるようになる。
というではないですか?!
なんだか、とても腑に落ちました。
自分の中の変化とは、もしかしたら「自信」に繋がっていたのかもしれない。
ぜひ、あなたももっと積極的に、
ご両親や家族に感謝の気持ちを伝えてみましょう。
ちょうど、次の日曜日は「母の日」。
今までの感謝の気持ちを、言葉や文字にして伝えませんか?