2020年度からの英語の教科化に向けて、徐々に関心が高まっていますね。
私の教室でも、ここ数年の英会話クラスの新規生が徐々に増えています。
私は、生徒たちが成長するにつれ、積極的に留学のチャンスを狙うよう勧めています。
その理由はもちろん、自分の英語力を試したり、異文化を体感したり、世界を見る経験、すべてが本人の人生に広がりをもたらすと思っているからです。
もしかしたら、短期のホームステイであれば、「体感」で終わるかもしれません。
でも、体感の仕方によっては、もっと大きな財産を手に入れられると思っています。
私個人の経験による持論ですが、その大きな財産とは、「行動」や「物事の捉え方」が変わるという事です。
これは、ずいぶんと後になってから感覚的に気づいたことです。
日本語を話すときと、英語を話すときの、気持ちや姿勢が変わるように感じるのです。
言語そのものも、印象が大きく違います。
日本語の印象は
丁寧、謙遜、尊敬、思いやり、低姿勢
英語の印象は
ポジティブ、オープン、大胆、行動的、明るい
実際、幼少期の私は、一人遊び大好き、たくさんの友達と外遊びをしたりしないような、おとなしい子供でした。
昔の私しか知らない近所の人に言わせると、
「外国語を習って、留学までするなんて、すごく変わったんだね」と驚かれます。
「言葉は言霊」といいますが、外国語にもあてはまるのでしょうか?
イギリスの作家 ジョージ・オーウェルは「言語と思考は互いに結びついていて、世界を知覚する際に、わたしたちは自分が使う言語の影響を受けている」と言っています。
そして、アメリカの科学的心理学会が、このオーウェルの考えを裏付ける研究結果を発表しています。
「バイリンガルの行動と周りの世界の捉え方は、その瞬間に話している言語に依存する。そして彼らは、使用する言語を変えると、同時に行動や物事の捉え方も変化させる」
そして、私の個人の体感レベルではあるものの、今は両方の要素が自分の中にあって、物事の捉え方もより柔軟になったような気がしています。
それは、日本にはない文化を体験したからかもしれません。
英語圏は多人種が集まる、メルティング・ポット。
自分と他人の違いを受け入れて「個人を尊重する」文化が根付いています。
それをより実感するのが、「論理的に意見を交わす」スタイル。
人種が変われば、常識も思考も変わる。
そんな中で、相手を説得したり、お互いの意見を調整するのに必要になったのでしょう。
学校では、よく「論文」を書きましたが、読者を説得するような、論理的な書き方を学びます。
「ディベート」も行われました。ディベートとは、あるテーマに従って、肯定側と否定側に分れて意見を戦わせます。
そこには、意見に反対したからといって、個人的感情は入らず、そういう考え方もあるんだな、ということを受け入れる感覚でした。
日本だと、反対意見が出ると、人格まで否定されたようにとらえて感情的になる人もいますよね・・・。(あくまでも私個人の印象ですが。)
これから、英語が必須化される中で、個人レベルでますます国際的交流も増えていく。
子供たちには、言語だけではなく異文化を受け入れる「器」や「人間力」も磨いてほしい。
若者の留学離れが言われて久しいのですが、
それは少子化、語学力の問題、消極性の高まりが原因ではなく、なんと別の問題が浮かび上がっています。
Benesseが2013年4月に発表した
「グローバル人材育成に有効な海外留学、若者が希望しない理由とは?」によると、留学を敬遠するその理由は「お金」の問題だそうです。
子供たちの将来のためにも、「お金」には余裕が欲しい。
そんなあなたには、こちらの情報を取ることをお勧めします。
私たちも「お金」のことを学びましょう。
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