人は誰かと、何かしらの関りを持って生かされています。
この世の一番の不幸はその存在を無視されること、
もしくは、無視されていると感じていること、です。
人生を豊かに過ごしたいなら、
その存在を見過ごせないくらい、人との関りをもって熱く生きませんか?
日本には、人との関わりを大切に生きている時代がありました。
まさに昔の日本です。
現代は、その関わり合いが希薄になり、自分勝手な人が増えました。
自分さえよければいい、その思考が今の日本の「質」や幸福度を下げているといってもいいかもしれません。
戦前戦後、生活が厳しい時代でも、それぞれが人に関心を持ち、私欲(自分がいい思いをしたいという欲求)ではなく、公欲(人を喜ばせたい・幸せにしたいという欲求)が強かった時代は、今よりも幸せをより敏感に感じていたのではないかと思います。
国のために命を捧げることも厭わない人がいたのも事実です。自分たちの国を守りたい。その思いは、決して他人事、誰かがやってくれること、ではなかったのです。
もちろん、現代では時代背景も違いますが、
私欲と公欲をバランスよく持ち合わせた人が、長期的な成功を手にしやすいというのは事実です。
もちろん、公欲に偏って自分を犠牲にしていたのでは、元も子ももありません。
大事なのは「バランス」です。
人間の脳は、「誰かのために」という意識を持つことで活性化するように進化してきました。長かった狩猟時代に、非力な人間は一人で生きていくことが出来ず、互いに協力しあうこと、チームワークを発揮すること、それが人類史上からみても「生き残る知恵」だったようです。
米ウィスコンシン大学の脳科学研究チームの研究です。
脳の左前頭前野が活性化すると、集中力、論理力、想像力等が上がり、気持ちが前向きになり、幸福感を感じるそうです。
1,000人の被験者の脳を測定したところ、チベット仏教の僧侶が最も、脳の左前頭前野が活性化していました。利他の心で人の幸せを祈っているその僧侶の左前頭前野の活性度合いは、通常の人の数百倍でした。
また、他の研究では、生きる目的を明確に持ち、自己の成長や社会貢献を好む人は、肉体的にも精神的にも健全になるという結果もあります。
私欲に偏らず、人の幸せに関心をもつ意識。
それが、この世で一番の幸せを手に入れる出発点かもしれません。
あなたには、年齢や性別にかかわらず、まだまだ大きな可能性があります。
あなたの家族を、あなたに関わる人達を幸せにする力があります。
あなたの力を見くびらないでください。
あなたがほんの少し、心がけを変えるだけで、自分の能力を引き上げると同時に、幸せになることが出来るんです。
さあ、今からでも自分に問いかけてください。
「今、人のためにできることは何だろう?」
その問いかけと、小さな行動が、あなたを幸せに導く一歩です。
JSAはあなたを幸せに導く人間修行の場です。